*麒麟 [#t97f7b92] CENTER:&size(25){Kirin きりん}; 地域・文化:中国、日本 ---- [鹿希]𪊺(『広雅』)。 英語だとKirniとなっているが、これはKirinの誤植。古いものではバートンによるアラビアン・ナイトの注釈からインターネットの幻獣辞典に至るまで、直ってないのが多い。 瑞獣の一種(現われると世の中が平和になるという幻獣)。360種の獣の長である。~ その身体は全体的には鹿のようで、頭に角がある。そして、その角には肉球のようなものがついている。体の色は五彩で、腹の下は黄色である。頭が竜のように描かれていることもある。~ その性質は穏やかで非常にかしこく、生きた虫を踏まず、生きている草も踏まない。 麒麟は、麒と麟の2種類をあわせたものである、という考え方もある。『三才図会』では麒麟の雌を麒といい、麒麟の雄を麟である、としている(逆の説もある)。また、角があるのが麟で、角がないのが麒である、ともいう。『五雑狙』では、獣の中で最も「仁」なのは麟だとしている。 **関連項目 [#ndde496f] -[[中央アジア/クアト]] -[[キーワード/聖獣]] ---- 参考資料 - [[資料/152]]