地域・文化:トルコ
「水曜の女」。
「チャルチャンバ・カリシ」の表記で、週一回、水曜日にしか現れない妖怪……というのが資料/250に書かれている。しかし資料/575:76を見てみるとチャルシャンバ・カルス・ギビ(Çarşamba karısı gibi)という、よく似た単語があって、そこには「髪をボサボサにし、だらしないかっこうをした女」とある。Çarşambaは「水曜日」という意味。gibiは「~のような」という意味。確実に「チャルチャンバ・カリシ」というのは、トルコ語を知らない編集者による誤表記だろう。Türkçe Sözlük(2005)にも「比喩につかう語」として同様の意味が載せられている。
トルコの民俗では水曜に何か特別な意味があるのだろうか。よくわからない。
参考資料 - 資料/250: