柏 戸建
船橋市 不動産
インド/ヴィビーシャナ
の編集 - Encyclopædia of Monsters / Fabelwesen
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*ヴィビーシャナ [#d0b0489a] CENTER:&size(25){Vibhīṣaṇa&br;विभीषण}; 地域・文化:ヒンドゥー ---- 『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』において、魔王ラーヴァナの弟とされる存在。~ 『マハーバーラタ』では、まず、ブラフマーの息子にプラスティヤがいた。そしてプラスティヤと雌牛の間に、ヴァイシュラヴァナ(=クベーラ)という息子がいた。ヴァイシュラヴァナはプラスティヤを差し置いてブラフマーにばかり仕えていたので、プラスティヤは怒って自らの分身であるヴァイシュラヴァスを誕生させた。一方、ヴァイシュラヴァナのほうはブラフマーの恩寵を得て、ラクシャスたちの住んでいる都市ランカーを自分のものとした。~ ヴァイシュラヴァナは、父プラスティヤとその分身ヴァイシュラヴァスをなだめるために、3人のラクシャーシー(ラクシャス女)を献上した。彼女たちは非常によく父を満足させたため、ヴァイシュラヴァスは彼女たちに子供を授けた。それがすなわちクンバカルナ、ラーヴァナ、ヴィビーシャナ、カラ、シュールパナカーであり、このうちヴィビーシャナはマーリニーというラクシャーシーから誕生した。~ いろいろあって、ラーヴァナはランカーからヴァイシュラヴァナを追放してそこの王位についた。ヴァイシュラヴァナはガンダルヴァ、ヤクシャ、ラクシャス、キンプルシャたちをひきつれてガンダマーダナ山へ去り、ラーヴァナに呪いをかけたのであった。ヴィビーシャナは徳が高く敬虔であったためヴァイシュラヴァナにつき従い、その結果この神からヤクシャとラクシャスの将軍に任ぜられた。~ 『ラーマーヤナ』では、ブラフマーの息子にプラスティヤという梵仙がおり、彼の呪詛により王仙トリナビンドゥの娘からヴァイシュラヴァスが産まれた。ヴァイシュラヴァスは聖仙バラドゥヴァージャの娘デーヴァヴァルニニーとの間にヴァイシュラヴァナをもうけた。このころラークシャサのマーリヤヴァットとスマーリン、マーリンという三兄弟はヴィシュヌに追われてランカーに住んでいた。スマーリンの娘カイカシーはヴァイシュラヴァスに嫁ぎ、そこからラーヴァナ、クンバカルナ、シュールパナカー、そしてヴィビーシャナが誕生したのである。 **関連項目 [#ndde496f] -[[../ラーヴァナ]]、[[../クンバカルナ]] - ---- 参考資料 - [[資料/70]]:
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*ヴィビーシャナ [#d0b0489a] CENTER:&size(25){Vibhīṣaṇa&br;विभीषण}; 地域・文化:ヒンドゥー ---- 『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』において、魔王ラーヴァナの弟とされる存在。~ 『マハーバーラタ』では、まず、ブラフマーの息子にプラスティヤがいた。そしてプラスティヤと雌牛の間に、ヴァイシュラヴァナ(=クベーラ)という息子がいた。ヴァイシュラヴァナはプラスティヤを差し置いてブラフマーにばかり仕えていたので、プラスティヤは怒って自らの分身であるヴァイシュラヴァスを誕生させた。一方、ヴァイシュラヴァナのほうはブラフマーの恩寵を得て、ラクシャスたちの住んでいる都市ランカーを自分のものとした。~ ヴァイシュラヴァナは、父プラスティヤとその分身ヴァイシュラヴァスをなだめるために、3人のラクシャーシー(ラクシャス女)を献上した。彼女たちは非常によく父を満足させたため、ヴァイシュラヴァスは彼女たちに子供を授けた。それがすなわちクンバカルナ、ラーヴァナ、ヴィビーシャナ、カラ、シュールパナカーであり、このうちヴィビーシャナはマーリニーというラクシャーシーから誕生した。~ いろいろあって、ラーヴァナはランカーからヴァイシュラヴァナを追放してそこの王位についた。ヴァイシュラヴァナはガンダルヴァ、ヤクシャ、ラクシャス、キンプルシャたちをひきつれてガンダマーダナ山へ去り、ラーヴァナに呪いをかけたのであった。ヴィビーシャナは徳が高く敬虔であったためヴァイシュラヴァナにつき従い、その結果この神からヤクシャとラクシャスの将軍に任ぜられた。~ 『ラーマーヤナ』では、ブラフマーの息子にプラスティヤという梵仙がおり、彼の呪詛により王仙トリナビンドゥの娘からヴァイシュラヴァスが産まれた。ヴァイシュラヴァスは聖仙バラドゥヴァージャの娘デーヴァヴァルニニーとの間にヴァイシュラヴァナをもうけた。このころラークシャサのマーリヤヴァットとスマーリン、マーリンという三兄弟はヴィシュヌに追われてランカーに住んでいた。スマーリンの娘カイカシーはヴァイシュラヴァスに嫁ぎ、そこからラーヴァナ、クンバカルナ、シュールパナカー、そしてヴィビーシャナが誕生したのである。 **関連項目 [#ndde496f] -[[../ラーヴァナ]]、[[../クンバカルナ]] - ---- 参考資料 - [[資料/70]]:
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