シャーダワール†Shādawār, Šāḏavār
地域・文化:アラビア;ペルシア 音楽を奏でる野獣。 14世紀のペルシア語科学書『ヌジャトゥ・イ・クルーブ』(ハムドゥッラーフ・ムスタウフィー・カズウィーニー著)によれば、シャーダワールは獰猛な肉食獣である。この動物には2つの角があり、それぞれ21に枝分かれしている。すべての角が空洞になっていて、穴が空いている。風が吹くと、その角から美しい音色が奏でられ、鳥獣がシャーダワールの周りに集まって、その音を聴く。しかしシャーダワールは機会をうかがいつつあり、チャンスになるとそのなかの一頭をつかまえて食べてしまうのである。 関連項目†
参考資料 - |