シシマイ†Cicimai
地域・文化:グアテマラ・チョルティ 大地の神にしてトウモロコシの精霊イフピェン(Ihp'en)を喰う女の精霊。穀物に害を与えるゾウムシの神格化であるという。イフペンが食べられてしまうと、トウモロコシそのものも失われてしまうといわれている。 シシマイから防御するために穀蔵で行われる儀礼においては、倉庫の守護者(の人形)はトウモロコシの耳を積み上げられて、シシマイに対してトウモロコシを防御するように命ぜられる。守り手は4ついて、それぞれクーム=イシュ(qu・m-ic)、マトゥリン(matulin)、パスト(pastor)、サルバド(salvador)、まとめてアフ・コフク・ナ(ah qohq nar)「トウモロコシの守護者」も呼ばれる。守護者はコーパルワックスから造られ、トウモロコシの耳と同じような大きさ形状となり、白い布で包まれる。 関連項目†参考資料 - 資料/504:403 |