トゥンニトゥアッルク†
Tunnituarruk
地域・文化:北米先住民・ケベックのイヌイット
女妖怪。
トゥンニトゥアッルクは頭だけの存在で、胴体がなく、しかし飛ぶ。脚は鳥で、乳房が両頬についており、性器があごのところにある。顔には女性のタトゥーがほどこされている。髪を使って空を飛ぶ。喉の歌声を使って会話するという。
あるイヌイトがツンドラ地帯の外で寝ていたところ、トゥンニトゥアッルクが夢に出てきて、彼の靴を盗んでいってしまった。そのため彼はツンドラの積雪の中を素足で歩かなくてはならなくなってしまった。
資料424の196ページにはポヴングニトゥク地方のイヌイトが描いたトゥンニトゥアッルクが掲載されているが、まさに上記に説明したとおりの姿をしている。顔はかなり大きい。乳は垂れていた。
関連項目†
参考資料 - 資料/424:196