オルコ・タイタ†
地域・文化:ペルー
山の主。
ペルーのヤウヨ州などの奥地で信じられている。望むときには人々の間の雨を降らせて豊かな収穫をもたらすが、気に入らないときは長い日照りや霜を降らせて作物を全滅させてしまう。自分ではビクーニア、ウアナコ、鹿などの有蹄動物の一部を飼っており、これらの動物はオルコ・タイタによって厚く守られている。また、ビクーにアが子供を産んだときは、山に雨を激しく降らせ、霧で山や谷をおおって狩人を入れさせないようにする。
オルコ・タイタは、毎年、自分の動物の左耳に緑のリボンをつけて目印にする。もしその目印がある動物を狩人が殺したときは、オルコ・タイタはその狩人をばらばらにして殺してしまうという。
関連項目†
参考資料 - 資料/221: