鞍馬山僧正坊†
Kurayamasoujoubou
地域・文化:日本・京都
魔王大僧正の配下で鞍馬山を支配する大天狗。いわゆる鞍馬天狗。
僧正ヶ谷で牛若丸に武術を教えたとされるが、『太平記』や『平治物語』『義経記』にはまだ名はない。しかし室町中期の謡曲『鞍馬天狗』で僧正坊がすべての天狗の総帥とされ、ここから江戸期にかけて鞍馬天狗の名は広く知れ渡るようになった。
生前は、弘法大師十大弟子の一人真如法親王の高足である壱演権僧正で、呪験でもって知られていた。867年、沖に小船で出て戻らず、そのまま天狗になったといわれる。
関連項目†
参考資料 - 資料/139: