ウーストレル†
Ustrel
地域・文化:ブルガリア
ブルガリアの怪物。牛を餌食とする。土曜日にキリスト教徒から生まれ、洗礼を受ける前に死んだ子供の霊だと考えられた。埋葬の9日後、墓場から這い出し、牛の群に襲いかかる。
ウーストレルは10日もすると地上に留まっていられるほど強力になり、動物の角の間や雌牛の股間に住み込む。そして、太った健康な牛からやせた貧弱な牛へと取り憑き、通った後には死体が残るといわれる。ウーストレルが浄火を通ると炎は消えるが、近づくとウーストレルがその人の家まで取り憑くので、誰もその火に近づいてはいけない。ウーストレルは取り残されると、狼の餌食となり、めでたく退治される。
関連項目†
参考資料 - 資料/79: