アーグレーカ†
Āglǣca
地域・文化:イングランド
エーグレーカ(Ǣglǣca)。
悪魔、怪物、妖怪、恐るべきもの、といった意味をもつと考えられる単語。
古英語叙事詩『ベーオウルフ』では、グレンデルやその母、ドラゴン、海蛇に対して用いられている。なお、グレンデルの母についてはアーグレークウィーフという合成語も使用されている。
しかし、アーグレーカという言葉はさらにシイェムンドやベーオウルフといった人間の英雄に対しても用いられており、一行目の語義に問題があるとする説もある。
語源としては、ゴート語のアグロー(aglo:災い)、古ノルド語のアギ(agi:恐怖)、ラーク(lâc:贈り物)などの関連から、「災いをもたらすもの」という意味であろう、と考えられている。
関連項目†
参考資料 - 資料/229:;67:; 資料/119:; 資料/274: