インプンドゥル

Impundulu

地域・文化:南アフリカ


 イムプンドゥルゥ。
 複数形はイイムプンドゥル(Iimpundulu)。ケープ州東部の魔女の従僕。イムプンドゥルは母系に遺伝され、それ故に魔女の娘は結婚できなかったという。イムプンドゥルはハンサムな若い男性の姿で女主人の前に現れるが、ひとたび解放されると悪魔となり、次々と動物や人間を殺していく。主人やその家族でさえも殺されてしまう。イムプンドゥルは犠牲者の血を吸うが、すると犠牲者は恐ろしい病気にかかってしまう。咳が止まらなくなり、また女性の場合は子供を産めなくなり(Iphikaという)突然死ぬのだ。その突然の死は「天の鳥に屠られた」などどいわれ、胸か頭に強烈な鋭い痛みを感じる。彼の食欲を満たせなかった主人は恐ろしい死に方をし、その家族と家畜も惨殺されてしまった。
 もし娘に相続されない場合は、自由意志で動くイショログ(Ishorogu)と呼ばれ、更に恐ろしい悪事を重ねた。

関連項目


参考資料 - 資料/174:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:32:41