チャームローシュ

Cāmrōš, Chamrosh, Kamros

地域・文化:ゾロアスター教


 チャムローシュ(Camrōoš)、チャムロッシュ。
 スィームルグとよく混同される、神話上の鳥。パフラヴィー語文献『ブンダヒシュン』第19章15節によれば、アルブールジュ山(エルブルズ山)の頂上に棲んでいる。
 イランには、3年ごとに他の国々から略奪をしてイランを破壊しつくそうとして、人々が攻め込んでくる。それは世界をおびやかすことにもなる。そこで天使のブールジがアラグの地(湖)からやってきて、この鳥を刺激する。するとチャームローシュはすべての高い山の上を飛んでいき、悪いやからを、まるで餌でも食べるかのようにつかみ出すのである。
 すべての鳥の王であるが、霊鳥スィームルグだけはその例外である。

関連項目


参考資料 - 資料/348:70, 資料/266:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:33:02