アスラ

Asura
असुर

地域・文化:インド


 デーヴァ神族に敵対する魔族。
 最初期の『リグヴェーダ』ではヴァルナやミトラなど多くの神々がアスラと呼ばれていたが、時代を下るに連れて意味合いが悪くなっていった。そして、最終的には完全に悪い種族であるとみなされるようになった(ただし、ヴァルナやミトラなどアスラ神群に属していた神々は悪い存在だとは考えられていない)。イランにおける逆のプロセスについては、ダエーワの項目参照。

 民間説話には、次のような話が伝わっている。
 あるとき、2人のアスラが砦をどちらが先に完成させるかを競った。片方はビジャイガル山、もう一人はクンダコット山で仕事を始めたが、距離はだいたい12マイルほど離れていた。ビジャイガル山のアスラは道具を落としてしまったが、暗闇だったので灯りをつけて探した。それを見たクンダコット山のアスラは太陽が昇ったものだと勘違いして、相手のアスラの仕事が終わったものだと思ってしまい、途中で仕事をやめてしまった。そこでビジャイガル山の鳥では残っており、クンダコットのほうには大きな石が残っているだけである。

 仏教では仏法に帰依して再び善神の立場に返り咲いているが、インドラとの対決のようなヒンドゥー教神話も多く残されている(『長阿含経』など)。阿修羅、修羅などと表記される。

関連項目


参考資料 - 資料/99:


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Last-modified: 2008-08-22 (金) 03:35:37 (4537d)