マニバドラ

Maṇibhadra

地域・文化:ヒンドゥー、仏教


 ランカーからカイラーサ山に去ったヴァイシュラヴァナ(クベーラ)の部下であるヤクシャの勇士。
 ラーヴァナが三界を征服しようとしたとき、マニバドラは大変優れた活躍をおこない、多くのラークシャサたちを殺害した。これに怒ったラーヴァナはマニバドラの冠を打ち、彼の冠は傾いた。そのため、マニバドラはパールシュヴァマウリと呼ばれるようになった。
 ちなみに、このときヴァイシュラヴァナはラーヴァナの棍棒に打たれて失神し、倒れた。兄を打ち倒したラーヴァナは喜んで、天車プシュパカを奪ってカイラーサ山から引きあげたのであった。

関連項目


参考資料 - 資料/70:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:32:23