ハントゥ・ティンギ†
Hantu Tinggi
地域・文化:ボルネオ
のっぽのお化け。
巨人のこと。森の奥に棲む巨人の妖怪。その姿は見えないか、または見えたときにも、見てしまうと病気になるという。上半身だけしかなく、上から鬼歯が2本生えている。身長は約3メートルほどだといわれる。川面から出てくるときは、まず影だけしか見えず、次第に水上を歩いている姿が見えてくるという。
ハントゥ・ティンギは、森の奥で木を倒す音をさせることがある。しかし、音のあるほうに行ってみても何も起こっていない。この場合は、いわば幻聴を引き起こす妖怪である。
関連項目†
参考資料 - 資料/215:s.v.;