ビュト・ボドジュ

Büt bodəž

地域・文化:マリ


 水の悪霊。川や泉に潜んでおり、そこで禁を犯したものを痛めつける。たとえば泉に直接口をつけて飲んだ人は唇が荒れるし、水に向けて用を足したものは性器が痛んでくる。また、川を横切ったものの手足を痛めつける。この悪霊による感染性潰瘍や皮膚病は、その川や泉の名前にちなんで名づけられる。たとえばアムセ川のビュト・ボドジュによるものはアムシェ・ボドジュ・チェル(Amše bodəž čer)となる。この病気を治癒するためには、お粥を水の中に投げ入れるか、家禽または山羊を浅瀬で殺して捧げるしかない。

関連項目


参考資料 - 資料/338:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 06:02:56