ヤルムル

Yalmuru

地域・文化:オーストラリア


 カカドゥ(Kakadu)人のいう死霊。
 カカドゥ人のあいだでは、人間の霊魂はヤルムルといい、葬儀が終わるまで骨を監視しているという。葬儀が終わるとヤルムルはヤルムルとイワイユ(Iwaiyu)に分かれ、長い間遺骨の場所にいる。ヤルムルとイワイユの関係は、人間と影のようなものであるという。
 しばらくしてヤルムルは再生を望むと遺骨を離れ、まずイワイユが進んでブッシュの中で食物を探しにきた人々を見つける。ヤルムルはイワイユを蛙の形にして食物につける。人は気づかずに食物を村へ持ち帰る。2つの霊魂は居場所に帰るが、夜にキャンプにきて、男と女を見守る。すべての人々が寝静まるとイワイユは男と女の寝床に入り、男を嗅いで正しい父親を見つけ、女を嗅いで女の体の中に入る。しかしヤルムルは居所に戻る。
 子供が誕生するとヤルムルは夜、夫に子供の名前とトーテムを告げる。ヤルムルは子供の成長を見守り、老いるまで保護の役割を果たす。いよいよ死ぬ時期になるとヤルムルは体内のイワイユと次の子供とトーテムについて相談する。そしてヤルムルは役目を終え、イワイユが新たなヤルムルになる。

関連項目


参考資料 - 資料/133:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:32:37 (3312d)