アケローン†Acheron
地域・文化:アイルランド またはアヘロン。 12世紀、アイルランドのコークの町で、トゥンダルという男が女友達の家で病気になり、三日三晩、ほとんど死んだようになって寝込んでいた。長い眠りから覚めると、トゥンダルは自分が寝ている間に見たヴィジョンを話し始めた。彼はそのとき守護天使がこの世のはるか彼方にある地を案内してくれたという。その中に怪物アケローンが登場する。アケローンはどんな山よりも大きい巨人で、両目は燃え、その口は人間9000人がすっぽり入るほど大きい。地獄に落とされた男(?)がこの口の両側を柱のように支えている。片方は両足で立ち、片方は頭で立っている。そして口の中からは、これから貪り食われようとする魂の叫び声が聞えてきていた。 関連項目†参考資料 - 資料/197: |