オアンネス

Oannes

地域・文化:バビロニア


 紀元前3世紀ごろにバビロンの神官ベロッソス(Berossos)が記した『バビロニア誌』(Babyloniaca)は、現在さまざまな書物からの引用の繋ぎ合わせという形でしか残っていないが、学者からはその記述がおおむね信頼できるものとされ、当時の記録を伝える貴重な資料として重要視されている。そこには人類に文明を与えたオアンネスという存在が登場する。
 ベロッソスによればオアンネスは、「身体は魚であり、魚の頭の下から人間の頭が出ており、尾の部分から人間の脚が出ている。人間の声を出す。オアンネスの姿を今でも我々は思い描くことができる」という。
 シュメールやアッカド語にオアンネスという名前はないが、その描写はほとんど全くアッカドにおけるアプカルルと同じものであり、現在ではオアンネスはアプカルル神話の名残だとされ、その名前はアプカルルの最初の一人ウアンナ(通称アダパ)に由来するものだと考えられている。

関連項目


参考資料 - 資料/351:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:30:34 (3458d)