ラッブ†
Labbu
地域・文化:アッシリア
KAL.buと表記され、正確な発音はわかっていない。
ライオンや蛇の特徴をもつ怪物。
新アッシリア時代の文書によれば、ラッブはエンリルがうるさい人類を滅ぼすために作られた怪物らしい。しかしその文書は断片しか残っておらず、詳細な物語の筋はわかっていない。ラッブは人々に加え神々さえも恐れさせた。この怪物は「50倍の長さ」で、空飛ぶ鳥をつかみ、地上にいる動物や人間たちを捕らえては貪り食っていた。そこで神々はティシュパクにラッブ退治を頼んだ。ティシュパクは初めは異議を唱えたが、……以下テキスト破損……、なんだかんだあって戦いは終わり、ラッブは戦闘神(名前はわからないが、おそらくティシュパクに)殺された。その血は3年3ヶ月3日3夜流れ続けた。
学者フリードリヒ・イェレミアスによれば、ラッブは場合によっては銀河の表象であるかもしれないらしい。
関連項目†
参考資料 - 資料/303:; 資料/380?:172-73