ウシュム†
Ušum
地域・文化:シュメール
「毒蛇」。
別名:ウシュムガル(Ušumgal)。
アッカド語でバシュム。ウシュムという言葉自体はアッカド語からの借用語。本来は単なる毒蛇で、それが神話化されて怪物と見なされるようになったらしい。
角の生えた蛇の怪物。ムシュシャトルと違い、角と同時に前脚がある。叙事詩『ルガル・エ』129や『アンギム』33にその名前が見られ、ウル第3期以降には戦闘神ニヌルタに倒された敵の1つとなった。
「ウシュムガル」は「最上の毒蛇」という意味で、アッカド語でウシュムガルルまたはバシュムと訳された。その毒は強力で、神々でさえ恐れさせた。
関連項目†
参考資料 - 資料/271:; 資料/351: