クルガルルー†
Kurgarrû
地域・文化:アッカド
シュメール語におけるクルガルラ。
一般的には、イシュタル神殿の祭祀関係者のことで、アッシンヌ、クルウらとともに、祭儀の中でダンスを踊ったり音楽を奏でたりゲームをしたりしていた。ただ、『イシュタルの冥界下り』においてはクルガルルーは男でもなく女でもないとされており、おそらく女性の姿で祭儀を演じる異性装者だったのではないかと考えられている。ある文献には、クルガルルーは人々に宗教的な恐怖を与えるためにイシュタルが男性から女性へと姿を変えた存在、とある。
なお、同性愛者や宦官であるという明確な証拠はないらしい。
関連項目†
参考資料 - 資料/CAD:s.v.;