阿詩瑪

Ashima

地域・文化:雲南・サニ


 山彦に姿を変えた女性。以下のような物語が伝わっている。
 農家の娘だった阿詩瑪は、あるとき金持ちの息子に目をつけられた。彼女はそれを拒否したが、金持ちは手下を使って彼女を誘拐し、家まで連れてきた。そこで阿詩瑪の兄は彼らを追いかけて金持ち親子を打ち負かし、妹と共に帰ろうとした。しかし金持ち息子は、なんと帰りの河で洪水を起こし、阿詩瑪を殺そうとした。危うく殺されかけた阿詩瑪はすんでのところで応仙女によって山上に運び上げられ、こだまとなった。それ以来、家族が彼女の名前を呼ぶと、山や谷がその声に応じて鳴り響くようになったという。

関連項目


参考資料 - 資料/49:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:30:24