アシャパ

Aśapa

地域・文化:チベット


 ヤクシャ(夜叉)の一人。インドの叙事詩『ラーマーヤナ』でいうラーヴァナに当たると考えられる。
 「アシャパ」の名は、おそらくチベットに伝わったラーマ王物語のことである『シーターハラナン』(Sītāharaṇaṃ, チベット語rol-rñed phrogs-paで『翻訳名義大集』no. 7629にあり)のフルタイトル『シーターの強奪と夜叉アシャパの殺害の物語』にのみ現れる。
 なお、敦煌からはラーマ王物語のチベット語写本も見つかっているが、これにはアシャパというヤクシャは登場しない。

関連項目


参考資料 - 資料/546:191


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:58:00