イチゲク†
Içgek
地域・文化:古期テュルク、古期ウイグル
8世紀以降の古期テュルク語、古期ウイグル語の文書に見られる妖怪ないし悪魔の一種。より一般的な妖怪的存在の名称である../イェークと共にのみ、その名が現れる。クローソンによると、イチゲクの名は古来からあるイェークとは違って別種の妖怪を表現するために作られた名詞なのではないかという。iç-は「飲む」という意味の動詞。
ウイグル語仏教文書では、イェークがサンスクリットのヤクシャ、イチゲクが同じくブータに対応している。
関連項目†
参考資料 - 資料/642:24-25