シュマヌ

Šmanu, Šimnu
šmnw

地域・文化:ソグド(マニ教、キリスト教)


 サタンアフリマンなどの大悪魔のこと(宗教によって指示対象が違ってくる)。

 語源は同じく悪魔を意味するアスラマヌ(*Aθramanu = 'tdrmnw)らしいが、アスラマヌのほうの語源としては*ahra-manuという語が推定されており(例証されているわけではない)、これがアンラ・マンユ(aŋra-mainyu)のことだったのではないかと言われている*1。(初期ソグド語のdrは後代šと発音されるようになった)

 ウイグル語../シュムヌ、モンゴル語シムヌなどの語源にもなった(これら東アジアの言語では、仏教の魔羅を意味するようになった)。

関連項目


参考資料 - 資料/659:375


*1 資料/659:71.

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Last-modified: 2011-12-03 (土) 18:14:28