カチナ†
Kachina
地域・文化:北米先住民・プエブロ
先住民プエブロ(ホピ、ズニなど)における、霊的な存在やそれらを表す人形などの工芸品、さらには祭儀で霊的な存在を演じる人々などのこと。複数形はカチナム。
ホピによればカチナは死者の精霊であり、臨終に際して、良く生きた人の魂は西方に向かってカチナになるという。カチナたちは一年の半分(夏至から冬至まで)を彼ら精霊の家で過ごし、あとの半分をホピの村で過ごし、人々のために踊ったり歌ったりするとされた。祭儀においてカチナは二つに大別される。一つは集団で現われるもの、一つは単独で現われるものである。後者は偉大なるモンカチナ(Mon Kachina)と呼ばれ、仮面は演技ごとに再装飾される。また、その仮面は複製されることは決してない。
現在数百のカチナが知られている。
関連項目†
参考資料 - 資料/73:; 資料/211:; 資料/288: