キエンティバーコリ†
Kientibákori
地域・文化:アンデス・マチグエンガ
神話に登場する精霊。伝説的な食人部族チョンチョイテ、射手族のクガパクリ、プナの人々であるヴィラコチャを創造した。最後の2つは地下世界で作られたという。ヴィラコチャは、精霊インカクナが穴を掘っているときに地上に出てきた。地下に残ったものはカマガーリニと呼ばれる精霊になった。
地上に出てきた人々は最初歯がなく、陶器の粘土ばかり食べていた。そこで月のカシリがマニオック樹の根を月経中の少女に与え、彼女にどのようにしてそれを食べるかを教えた。カシリはその少女と結婚し、彼女の両親にマニオック、トウモロコシ、オオバコなどの食料を与えた。彼女はそれから4つの太陽(太陽、金星、地下の太陽、星に光を与える大空の太陽)を生んだが、最後のものを産んだときに彼女は焼かれて死んでしまった。カシリの義母は彼に、自分の妻の死体を食べさせた。
関連項目†
参考資料 - 資料/342: