窮鬼

Kyūki, Ashikikami
きゅうき、あしきかみ

地域・文化:日本・全国


 古い文献では生霊と同一視されている。たとえば『色葉字類抄』(1177-81)では「窮鬼 イキスダマ」とあり、『和訓栞』(1777-1862)も同様。

 江戸期の随筆『待問雑記』は家の間取りのことを述べて、人数よりも間所が狭いほうがよいとする。間所が広くて人が少なく寂しい感じがする家は、次第に衰えていくものである。それに対して夜も明かりをつけ、いかにも賑わしいところは栄えるという。目に見えない窮鬼(あしきかみ)などは、人気のないところにつけいるものという*1。貧乏神のようなものか。

関連項目


参考資料 - 資料/222:


*1 資料/929:271

トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-10-08 (月) 23:53:54