野槌†Nozuchi
地域・文化:日本・全国 非常に面倒な存在である。 (1) 大地の女神様。『日本書紀』に初出。 (2) マムシ、サソリの類。『新撰字鏡』(898-901ca)では蠍という文字の読みがノヅチになっている。 (3) 蛇の一種。ツチノコ。 (4) 妖怪。石燕の絵にあるもの。『本朝文粋』(1060ca)では「有異体者、名号為最明、野槌誰得辨、蝦蟇尤耐驚」とあり、『沙石集』(1283)では「野槌と云は、常にもなき獣なり、深山の中に希にありと云へり。形大にして、目鼻手足もなくして、只、口ばかりある物の、人をとりて食ふと云へり」とある。 関連項目†参考資料 - 資料/222: |