ズネル†
Thunær
地域・文化:古期ドイツ
古期ドイツ語の史料『ザクセン語の受洗の誓い』(800年ごろ)に列挙されている「悪魔」(../ウンホルダ, diaboles)のうちの一人。もとは北欧神話の戦闘神・雷神ソールと同じだったのだが、キリスト教を受け入れるにあたって悪魔であるとされたらしい。同じところにウォーデン、サクスノートも並んでいる。
11世紀、バイエルン語で書かれた『ザンクト・エメラムの癲癇の呪文』においても、雷神ドーナル(Doner)が癲癇を引き起こす悪魔(tievel)の息子であるとされている。
関連項目†
参考資料 - 資料/447:90-91