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*ティンニーン [#a5eea7a6]
CENTER:&size(25){Tinnīn &br;};
地域・文化：アラビア
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アラビア語における、ドラゴン。海に住む怪物のこと。語源的にヘブライ語のタンニーン、ウガリト語のトゥンナーンと同一である。
博物学者のアル=カズウィーニーによると、ティンニーンは「海棲の動物で巨大、姿は恐ろしく、身体は長く幅広く、頭は大きく、非常にぎらついた眼があり、口には多くの葉がある。ティンニーンは多くの動物を呑み込む。陸の動物も海の動物もそれを怖がっている。もしそれが動いたら、その大いなる力によって海は波でかき乱される。まずもってティンニーンは害なす大蛇であり、陸の動物を見たらなんでも食べてしまう。その害が大きくなったとき、神は天使を遣わしてティンニーンを運び上げ、[[../ヤージュージュとマージュージュ]]のところへとそれを投げ込んだ。……長さは2リーグほどあり、体色はヒョウのようで、魚のような鱗があり、魚のような二つの大きなヒレがあり、頭は大きな丘のようで、人間の頭に似ていて、二つの長く大きな耳があり、二つの丸い眼がある。その首からは6つの別の首が伸びており、それぞれおよそ20キュビトの長さで、それぞれ蛇のような頭になっている」[[[資料/494]]:1.318]。
**関連項目 [#a5534110]
-[[ユダヤ教/タンニーン]]、[[西セム諸族/トゥンナーン]]
-[[キーワード/ドラゴン]] [[キーワード/多頭]]
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参考資料 - [[資料/494]]:1.318
