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*グラハ [#d0b0489a]
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地域・文化:インド
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「つかむ者」「猛禽類」。~
一般的には「惑星」のことである(([[資料/403]]:625.))。よく知られているように占星術では惑星が人々の生活に影響を及ぼすと考えられており、インドでは惑星=グラハの悪影響をどのようにすれば除去できるかが占星術上の大きな関心ごとだった。
悪霊としては、「つかむ者」「猛禽類」。~
病気を引き起こす悪霊の一種。この悪霊によって引き起こされる病気のこともグラハという。
病気の悪霊には何々グラハという名称がつくことがあったようで、たとえば『シタータパトラー・ダーラニー』にはヤクシャ、ラークシャサ、ピシャーチャ、ブータ、クンバーンダ、プタナ、カタプタナといった悪霊悪鬼と並んでウンマーダグラハ、チャーヤーグラハ、アパスマーラグラハなどが羅列されているらしい。
ソグド語では'''kr'γ'''となり、「悪霊による病気」を意味する。古ウイグル語にもこの語は入り、そこでは神話上の惑星、「猛禽類」という意味でkr'xあるいはk'rxと表記されている。
**関連項目 [#ndde496f]
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参考資料 - [[資料/526]]:474