地域・文化:古代ギリシア
「手によって食を得る者」。
パウサニアスの『ギリシア案内記』によって知られている、巨大な城壁の建築者。
ミュケナイ、テュリンス、アクロポリスにある巨大な城壁は古い時代に造られたため、パウサニアスの同時代人はそれを人間の手によるものとは考えず、これらの巨人たちの仕事によるものだと考えたらしい。キュクロプスたちと同一視されることもあるが、別の種族だと主張されることもある。
ちなみに、近代ギリシアでは巨大建造物の作者をヘレネス(普通はギリシア人の自称なのだけど)という巨人たちによるものだと考えていた*1。