地域・文化:古代ギリシア
複数形:サテュロイ(Satyroi, Σάτυροι)。
山羊の足を持った種族。酒乱の神ディオニュソスの従者で、家畜を奪ったり女を襲ったり、あまり良い性格はしていなかった。ギリシア神話でも端役なのだが、どういうわけか博物学によってリンネの時代(18世紀)まで「パラドクサ」として生き残った。ローマの将軍スラの率いる軍隊はサテュロスに出会ったことがあるという。捕らえられたサテュロスは何か分けのわからない言葉を話し、いかなる通訳をつかっても通じなかったという。スラはサテュロスを逃がした。
参考資料 -