ヒュドラ

Hydrā
Ὑδρα

地域・文化:古代ギリシア


 不死の水蛇。レルネの沼に棲み、あたり一帯を自らの吐き出す毒によって汚染していた。首を9つ持ち、どれを切ってもまた生えてくる不死身の怪物であり、さらに真ん中の首はどうやっても殺せなかった。
 ヘラクレスはヒュドラ退治を命じられ、甥のイオラオスと共にこれを殺そうとした。ヘラクレスが首を切断するとすぐにイオラオスが松明を切り口に当て、再生できないようにしたのである。ただ、真中の首だけはどうしても殺せなかったので、巨大な岩の下敷きに封印することで対処した。

 英語ではハイドラ(Hydra)、ロシア語ではギドラ(Gidra, Гидра)となる。

関連項目


参考資料 -


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