地域・文化:アッシリア
シュメール語からの借用語。<sup>d</sup>ALAD(KAL×BAD).<sup>d</sup>LAMMA(KAL).と表記される。
アラドランムーという名前は新アッシリア時代のセンナケリブ期の碑文に初めて見られる。それによれば巨大な雄牛で、頭が人間であるという。このような存在はサルゴン期やセンナケリブ期によく知られていた。ちなみに「Aladlammu」という発音は実際にはハッキリしておらず、たぶんこれがもっともらしいのだろう、とのこと。
よく知られている、王宮の門に彫られた人面有翼牛(または獅子)は、一般的にはアラドランムーだと考えられている(クサリクではないか、という説もある)。