地域・文化:アッカド
ラビス、ラビツ。
「潜みて待つ者」。
シュメール語でマシュキム。
「超自然的な精霊」、人間と神々の間に位置する存在としてのアッカド語に該当する言葉として最も妥当なのはラービスらしい。例えば新アッシリアでは「悪いラービスは出て行け!善いラービス来い!」というおまじないがあった。日本でいう「福は内、鬼は外」のようなものである。とはいえ、意識して代表的な総称とされたことはなく、ウトゥックなども総称として使用された。
ネルガルが従え、エレシュキガルが支配する冥界の門を制圧した14の悪魔のうちの一でもある。