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#csv2newpage(メソポタミア, _name, spelling, culture, reference, classif, original, body, relevant)
//,フムト・タバル,Ḫumuṭ-tabal,アッシリア,[[資料/351]]: ,[[キーワード/悪霊]],, 「素早く取り去る」。&br; 冥界の舟渡。冥界に川が流れているという観念は一般的なものではなかったが、ギルガメシュ叙事詩には「死の水」の渡し守であるウルシャナビが登場する(ただ、行き先は冥界ではなく不死の人物の住むところであった)。また、冥界の川はときどき「フブル」、シュメール語でイド・ル・ルグ(Id lu rug)「人のゆくてを阻む川」と呼ばれることもあった。悪霊ラマシュトゥが、この川を船の上でロバに乗って進んでいる図像も知られている。&br; アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、アンズーの頭をしているとされた。,[[../ネルガルの14の悪魔]]、[[../アンズー]]、[[../ラマシュトゥ]]
//,アラドランムー,Aladlammû,アッシリア,[[資料/CAD]]:s.v.; [[資料/271]],[[キーワード/合成獣]],, シュメール語からの借用語。<sup>d</sup>ALAD(KAL×BAD).<sup>d</sup>LAMMA(KAL).と表記される。&br; アラドランムーという名前は新アッシリア時代のセンナケリブ期の碑文に初めて見られる。それによれば巨大な雄牛で、頭が人間であるという。このような存在はサルゴン期やセンナケリブ期によく知られていた。ちなみに「Aladlammu」という発音は実際にはハッキリしておらず、たぶんこれがもっともらしいのだろう、とのこと。&br; よく知られている、王宮の門に彫られた人面有翼牛(または獅子)は、一般的にはアラドランムーだと考えられている(クサリクではないか、という説もある)。,[[../ラマッス]]、[[../アラド]]、[[../クサリク]]
//,ウルマフルッルー,Urmaḫlullû,アッシリア,[[資料/351]]:; [[資料/128]]:; [[資料/271]]:; [[資料/350]]:,[[キーワード/合成獣]] [[キーワード/ライオン]],, 「人間ライオン」。&br; ウルマフルル。&br; 上半身が人間で下半身が四本脚のライオンという姿をしており、頭には角状冠をかぶっている。中期アッシリア、新アッシリア時代の美術にその姿が見られる。ウルマフルッルーは同様の語尾があるクルッルーやギルタブルルーと違い、前13世紀のアッシリア時代まで楔形文字文書や美術に現われていないため、アッシリア時代の造語であると考えられている。&br; ウルマフルッルーは宮殿を悪霊や不運から守る善なる精霊だとされた。とくにトイレの外側に置かれていたらしく、そこで悪霊ムキール・レーシュ・レムッティの攻撃を阻んだらしい。ライオンの姿をしているこの悪霊と剣をもって戦うウルマフルッルーの姿が彫られている円筒印章が中期アッシリアの遺跡から発掘されている。&br;&br; 資料:三笠宮崇仁『古代メソポタミアの神々』ほか,[[../スフィンクス]]、[[../ウルマフルウル]]
//,シェードゥ・レムヌ,Šēdu lemnu,アッシリア,[[資料/351]]: ,[[キーワード/妖怪]],, 「悪い精霊」。&br; シェードゥの中でも悪質なものを指す。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、鷲の爪をもつとされた。,[[../シェードゥ]]、[[../ネルガルの14の悪魔]]
//,インニン,,アッシリア,[[資料/174]]:,,, アッシリアにおける小鬼のこと。,&br;
//,ナムタルトゥ,Namtartu,アッシリア,[[資料/351]]: ,,, 冥界の侍従ナムタルの妻。その頭はクリーブであるという。ネルガルらとともに、アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中に現われた。,[[../ナムタル]]、[[../クリーブ]]、[[../ネルガルの14の悪魔]]
//,ベドゥ,Bedu,アッシリア,[[資料/351]]: ,,, 表意的に<sup>d</sup>NE.DU<small>8</small>。&br; 冥界の守衛。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中ではライオンの頭と鳥の鉤爪を持つとされた。&br;,[[../ネルガルの14の悪魔]]
//,ミンマ・レムヌ,Mimma lemnu,アッシリア,[[資料/351]]: ,,, 「あらゆる悪」。&br; ネルガルの宮廷にいる悪霊の一。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、双頭で、片方はライオン、片方は(石板が欠損していて不明)であるとされた。,[[../ネルガルの14の悪魔]]
//,ムキール・レーシュ・レムッティ,Mukīl rēš lemutti,アッシリア,[[資料/351]]: ,,, 「悪の支持者」。&br; ネルガルの宮廷にいる悪霊の一人。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、頭が鳥で翼が生えているとされた。,[[../ネルガルの14の悪魔]]
//,ムフラ,Muḫra,アッシリア,[[資料/351]]:; [[資料/284]]:,,, 「口論」。&br; ネルガルの宮廷にいる悪霊の一。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、3本の脚があり、前方の2つは鳥のもので、後ろの1つは雄牛のものであるとされた。楔形文字に羅列されているアサックの1つでもある。,[[../ネルガルの14の悪魔]]、[[../アサック]]
//,シュラク,Šulak,アッシリア,[[資料/351]]:; [[資料/350]]:,,, ネルガルの宮廷にいる悪霊の一。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、後脚にライオンがあるとされた。特に風呂に潜んでいるらしい。,[[../ネルガルの14の悪魔]]、[[../シラック]]、[[../シラッキ]]
//,ラッブ,Labbu,アッシリア,[[資料/303]]:; [[資料/380]]:172-73,,, KAL.buと表記され、正確な発音はわかっていない。&br; ライオンや蛇の特徴をもつ怪物。&br; 新アッシリア時代の文書によれば、ラッブはエンリルがうるさい人類を滅ぼすために作られた怪物らしい。しかしその文書は断片しか残っておらず、詳細な物語の筋はわかっていない。ラッブは人々に加え神々さえも恐れさせた。この怪物は「50倍の長さ」で、空飛ぶ鳥をつかみ、地上にいる動物や人間たちを捕らえては貪り食っていた。そこで神々はティシュパクにラッブ退治を頼んだ。ティシュパクは初めは異議を唱えたが、……以下テキスト破損……、なんだかんだあって戦いは終わり、ラッブは戦闘神(名前はわからないが、おそらくティシュパクに)殺された。その血は3年3ヶ月3日3夜流れ続けた。&br;&br; 学者フリードリヒ・イェレミアスによれば、ラッブは場合によっては銀河の表象であるかもしれないらしい。,[[../ムシュフシュ]]、[[../フンババ]]
//,ムートゥ,Mūtu,アッシリア(たぶんバビロニアも),[[資料/351]]:; [[資料/350]]:,[[キーワード/死神]],, 「死」。&br; 悪霊の一種で、死の擬人化。ウガリト神話の死神モートに当たる。アッシリアの皇太子クムマジュの夢の中では、頭が蛇竜である人間の姿をしているとされた。,[[../ネルガルの14の悪魔]]
//,サグフルハザ,Sagḫulḫaza,アッシリア(たぶんバビロニアも),[[資料/350]]:,,, 悪霊の一種。,&br;
//,シャッガーシュ,Šaggāšu,アッシリア(たぶんバビロニアも),[[資料/350]]:,,, 「殺人者」。&br; 悪霊の一種。様々な疫病を起こして人を殺すと考えられていた。,&br;
//,シュギディンマクル,Šugidimmakku,アッシリア(たぶんバビロニアも),[[資料/350]]:,,, 悪霊の一種。,&br;
*メソポタミア [#daea925f]
現在197項目。

紀元前3000年ごろのシュメールから、セレウコス朝期ぐらいまで。チグリス・ユーフラテス川のほとりに栄えた古代文明。~
ここでの「アッカド」は狭義のアッカドとアッシリアとバビロニアの総称としておく。

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