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#csv2newpage(メソポタミア, _name, spelling, culture, reference, classif, original, body, relevant)
//,ムシュフシュ,"Mušḫuššû, Mushushshu",メソポタミア,[[資料/350]]:; [[資料/351]]:,[[キーワード/ドラゴン]] [[キーワード/守護霊]],, ムシュフッシュー。&br; 別名:シルーシュ(Sirrush)。&br; シュメール語:ムシュフシュ(Mušḫuš)。&br; シュメール語のムシュフシュは古バビロニア語ムシュフシュからの借用語。&br; 「怒れる蛇」。『古代オリエント集』では炎の竜頭サソリ尾獣と訳されている。シュメール語のフシュは「怒れる」と訳されるが、より正確には「畏敬の念を起こさせる」という意味になる。また、フシュは「赤い色」をも意味する。&br; もとは地下世界の神ニンアズの使いで、その毒により人々を死に至らしめる「蛇の王」だとされた。それからムシュフシュは時の情勢により、様々な神の間を渡り歩いていくことになる。&br; まず古アッカド時代のエシュヌンナでは、都市神がニンアズからティシュパクに取ってかわられ、それとともにムシュフシュもティシュパクの随獣となった。この頃のティシュパクとムシュフシュの戦いの物語が残っている。中期バビロニアでは、おそらくエシュヌンナをハンムラビ王が征服したことによりティアマトはマルドゥク及び彼の息子ナブと関連付けられるようになった。次いでセンナケリブがバビロンを攻略するとムシュフシュはアッシュール神の獣になった。これらの神々は、ムシュフシュの背中に立って乗っている姿で表現された。&br; ムシュフシュは、頭は蛇、角が長い角が二本、耳が2つはえており、ライオンの前脚、鷲の後脚、そしってサソリの尾を持っている。翼が生えた形で表わされることもある。最古の時期はライオン頭で、時代が下るにつれて様々な要素が合成されるようになったらしい。その図像はアッカド時代からセレウコス朝時代まで一貫して見られる。&br; 「ラッブ神話」では、ムシュフシュは、うるさい人間どもを一掃するためにエンリルが地上に送り込んだことになっている。ムシュフシュはティシュパクによって倒され、彼はムシュフシュを随獣とし、人々を再整理した。&br; 創世叙事詩『エヌマ・エリシュ』ではティアマトの11の怪物のうちの一だとされた。&br;&br; 怪物の姿を先史時代の神々の姿の名残だとするTh・ヤコブセンの説では、ムシュフシュはニンアズ神だったという。,[[../ティアマトの11の怪物]]、[[../ラッブ]]
//,エディンム,Edimmu,メソポタミア,[[資料/126]]:,[[キーワード/悪霊]],, エキンム(Ekimmu)。&br; 悪意のウトゥック。その言葉は「持ち上げられた者」を意味する。浮かばれない死者の霊で、生存者に災いをもたらした。,[[../ウトゥック]]
//,クアート・エチムミ,,メソポタミア,[[資料/126]]:,[[キーワード/病気]],, 高熱と激しい頭痛を伴う脳膜炎や髄膜炎をもたらす悪霊。&br;&br; このように『幻想世界の住人たちII』にあるのだが、実際のところは、精霊の名前ではなくエテンムという悪霊が引き起こすカート(qât/qat)=精神的な病気を意味するのではないかと思われる。,[[../エテンム]]
//,クビュ,,メソポタミア,[[資料/126]]:,[[キーワード/病気]],, 早産を導く悪霊。,[[../クーブ]]
//,ナムタル,"Namtar, Namtaru",メソポタミア,[[資料/284]]:; [[資料/94]]:90:; [[資料/126]]:,[[キーワード/冥界]],, シュメール語ではNamtar、アッカド語ではNamtaru。&br; ナムタルは、シュメールでは人間を急死させる悪霊とされた。その名はおそらく「運命」「死」という意味で、死の運命の擬人化であった。&br; アッカドではガルラの代わりに冥界の女王エレシュキガルと王ネルガルの侍従をする神格となった。『ネルガルとエレシュキガル』では、ナムタルは冥界から出られない女王エレシュキガルのかわりに天神アヌのところへ向かい、そこでネルガルに無礼な態度を取られたためにエレシュキガルがぶちきれて物語が始まる。『イシュタルの冥界下り』では、ナムタルはイシュタルに「六十の邪気」を放ち冥界に閉じ込め、アスシュナミルが代理になってからはイシュタルに生命の水をかけて地上へと返した。,[[../ガルラ]]、[[../ナムタルトゥ]]、[[../アサグ]]
//,ペル・ウウリ,,メソポタミア,[[資料/126]]:,,, 夢遊病を起こさせる悪霊。,&br;
//,パ・ビル・サグ,Pabilsag͂,メソポタミア,[[資料/271]]:,,, 『幻想世界の住人たちII』でサソリ人間と混同されて、それがゲームに取り入れられるようになって間違った説が広まっているが、「射手座の原型=パビルサグ≠蠍人=ティアマトの怪物=ギルタブルル=ギルガメシュがマーシュ山で出会った怪物」なので注意。&br;&br; シュメールの初期王朝時代から知られている神。エンリルの息子で、ニニシナの夫。イシン、ニップール、ララグ市の都市神だとされたが、神格は分かっていない。古バビロニア時代からは戦闘神ニヌルタ・ニンギルスと同一視されるようにもなった。&br; 天空においてはパビルサグは現在の射手座に当たる星座を象徴していた。また、ヘレニズム時代にはケンタウロスのような姿で想定されることもあった。この場合、翼が生えており、サソリの尾を持つこともあった。,[[../ギルタブルルー]]

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