嘎拉珠

Karaju?

地域・文化:モンゴル・内蒙古


 天地創造の時代、日月ともにまだ幼かったとき、天上に嘎拉珠という魔王がいた。嘎拉珠は自分の罪業によって余命が短いことを知り、こっそりと天の川に行って水を飲み、寿命を延ばした。これを99回繰り返せば魔王は不老不死になれるのである。しかし最後のときに玉皇大帝がこれに気づき、将軍に嘎拉珠を追わせた。逃げる嘎拉珠のことを日月が告げたので、この魔王は2者を恨むようになった。そのため、日食や月食が起きるのは、嘎拉珠が日月を呑み込もうとするのを防ぐために扉を閉め、光が漏れないようにするからである。

関連項目


参考資料 - 資料/380:123


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