[[TopPage]]
#csv2newpage(北アジア, _name, spelling, culture, reference, classif, original, body, relevant)
//,アソールィ,Asoor',モンゴル,[[資料/442]]:s.v.,[[キーワード/悪魔]],Асууръ, モンゴル語で阿修羅のこと。,[[../阿修羅]]
//,ティーレン,Tijren,モンゴル,[[資料/442]]:s.v.,[[キーワード/悪魔]],Тийрэн, 悪魔、悪霊のこと。,&br;
//,ヤム,Jam,モンゴル,[[資料/442]]:s.v.,死 [[キーワード/冥界]],Ям, 死の神のこと。&br; おそらくインドの死の神ヤマが起源。,&br;
//,ミハチン,Mihačin,モンゴル,[[資料/87]]:,[[キーワード/食人]],, 人食い。「肉食者」「屠殺者」「肉屋」の意味。人食いで、日本の鬼か山姥に相当する。民話に登場したり、「子供部屋のボギー」として子供に恐れられたりする。なぜなら、子供が親に呼ばれても帰らずに夢中になって遊んでいると、ミハチンがやってきて子供をさらって食べてしまうからである。,&br;
//,ドワ・ソコル,,モンゴル,"[[資料/388]]:13-16, 45",[[キーワード/隻眼]],, モンゴルの始祖伝説系譜に登場する、隻眼の祖先。&br; チンギス・ハンの一代記である『元朝秘史』巻一によれば、ボルテ・チノ(蒼き狼)から数えて11代目にあたる。ソコルsoqorは盲目の意味だが、モンゴルでは隻眼でも盲目であるとみなされていた。&br;&br; ドワ・ソコルの父親はドロゴルヂンで、兄弟にドブン・メルゲンがいた。彼は隻眼だったが、『秘史』には特に「額の真んに唯一つの目をもち」[338:14]とあり、にもかかわらず非常に広大なランドスケープを一望することができたらしい。&br;&br; ドワ・ソコルはその目をもって山上から眺めていたが、人々の一群が移動している中にとても美しい女性がいるのをみた。彼は兄弟のドブン・メルゲンに「あの女を娶るがよい」といい、彼を見にやらせた。その女性というのがアラン・ゴアで、チンギス・ハンはドワ・ソコルではなくドブン・メルゲンとアラン・ゴアのほうの系譜に生まれることになるが、まだそれは12世代後の話である。,&br;
//,チトグル,Čitgür,モンゴル,[[資料/87]]:,[[キーワード/総称]] ,, 化け物、鬼、幽霊の総称。漠然とした呼称。,&br;
//,オルゴイ・コルコイ,Olgoi-Khorkhoi,モンゴル,[[資料/278]]:,虫 毒,, 「腸の虫」。&br; オルゴイ・ホルホイ。英語だとモンゴリアン・デス・ワーム(Mongolian death worm)。&br; ゴビ砂漠に棲んでいるという、巨大な長虫。全長は2フィートほどで、頭がなく、太く、胴体はエンジ色だという。&br; デス・ワームとか物騒な名前がついているのはその習性のせいで、どんな人間や動物でも、数フィート離れたところから、その強力な毒液をぶっかけ、またはどうやってか知らないが強力な電流を獲物に流すことによって殺してしまう。人々はこの怪物について語るのを恐れている。&br; チェコの作家がモンゴル人の学生からこの虫の話を知ったことからオルゴイ・コルコイは有名になったが、共産党の政府はオルゴイ・コルコイのことを「おとぎ話」だとして調査を禁止した。ソ連崩壊後は自由に調査ができるようになったが、ゴビ砂漠では、今のところそんな存在は見つかっていない。,&br;
//,ホフデイ,Xöxdej,モンゴル,[[資料/442]]:s.v.,[[キーワード/鳥]],Хөхдэй, 神話に出てくる青い鳥。鳳凰やガルダ、鸞鳥に近い。,[[../ガルダ]]、[[../鳳凰]]
//,ロウ,Lou,モンゴル,[[資料/87]]:,[[キーワード/竜]],, 竜。モンゴル人の間では、竜は雷様だと信じられている。&br; まず年の初めに、天の神は竜を、今年は何匹、来年は何匹という風にきちんと数を決めて遣わす。ただ、その数は1匹だったり4匹だったりして一定していない。竜は、自らの影を映すべき雲がないときは登場することが出来ない。また稲妻は竜の尾先にある剣の光である。竜は蛍を食料としているため、蛍が多い夏に雷が多い。&br; 面白いことに、大勢竜がいる場合は、他の竜が雷を鳴らすかもしれないとして互いに自重しあうのに対し、一匹だけの場合はその責任感から雷を鳴らしまくるのだそうである。だから1匹のときのほうが雷は多い。だから蒙古人は雷の多い年には「ああ、今年は竜は一匹なんだな」という。,&br;
//,アイマク,Aimak,モンゴル,[[資料/321]]:,,, ゴビ砂漠に出没するという動物。UMAの一種。&br; アイマクは有蹄類で、体色は茶色、大きさはヤギほどで短い角が生えている。前半身の身体はサイガ(アンテロープの一種)に似て曲がって(?)おり、後半身はジャコウジカに似ている。羊やヤギよりは速いが、アンテロープよりは遅い。,&br;
//,ボサファボ,Bosafabo,モンゴル,"[[資料/38]]:41, [[資料/250]]",,, 太古の昔、ドンランの洞窟に赤栗毛のボサファボという神馬がいた。ボサファボの額には白い星があり、王侯から庶民に至るまでこの馬のいるところに雌馬をつれてきて、名馬を残そうとした。現代でも、名馬とされるものの多くはボサファボの子孫であるとされる。&br; 民俗学者の石田英一郎は、アレクサンドロス王の名馬ブケファロス伝説がモンゴルに伝わってボサファボ(モンゴル語らしくない響きをもつ)伝説になった可能性もあるのではないか、と推測している[38:250]。,&br;
//,グルバン・マラル,,モンゴル・ウリャンハイ,[[資料/165]]:,[[キーワード/天体]],, 「3匹の牝鹿」。&br; オリオン座の三ツ星のこと。タルバガンというモルモットが射ようとしたが、狙い損ねたという。,[[../タルバガン]]
//,シャルグ・モリン・エツィスィン,,モンゴル・ウリャンハイ,[[資料/165]]:,[[キーワード/天体]],, 「疲れた茶色の馬」。&br; オリオン座小三ツ星のうちの1つ。同じく三ツ星のコブィンタイの猟師が放つコブィンの白矢(?原義不明瞭)に狙われているらしい。,&br;
//,タルバガン,,モンゴル・ウリャンハイ,[[資料/165]]:,[[キーワード/天体]],, モルモット。&br; オリオン座の三ツ星である鹿グルバン・マラルを狙おうとしたが外してしまった。そして三日三晩飲食せず、草を食い、黒い水を飲んで、地上で暮らすことに決めた。その時親指を切断したので今のタルバガンには指が4本しかない。&br; タルバガンがどの星座をさすかは不明。,[[../グルバン・マラル]]
//,グリジン・マンガス・ハーン,,モンゴル・オイラート,[[資料/257]]:,[[キーワード/魔王]],, カルムイク語の英雄叙事詩『ジャンガル』に見られる魔王。&br; 英雄ジャンガルは、3歳のとき、愛馬アランザル・ゼールデにまたがり、3つの大要塞を打ち破り、そしてグリジン・マンガス・ハーンを屈服させた。,[[../マンガス]]
//,ドゥルドゥン・シャラ・マンガス・ハーン,,モンゴル・オイラート,[[資料/257]]:,[[キーワード/魔王]],, カルムイク語の英雄叙事詩『ジャンガル』に見られる魔王。&br; 英雄ジャンガルは、4歳のとき、4つの大要塞を打ち破り、そしてドゥルドゥン・シャラ・マンガス・ハーンを屈服させた。,[[../マンガス]]
//,マンザシリ,Manzaširi,モンゴル・カルムイク,[[資料/57]]:; [[資料/307]]:,[[キーワード/原初]] [[キーワード/巨人]],, 原初の巨人。&br; マンザシリの血管は樹木になり、内臓のぬくもりは火になり、肉は土になり、血は水になり、髪は草になり、両目は太陽と月になり、歯は7つの惑星になり、背骨はその他の星になった。&br; マンジュシュリ(文殊菩薩)の変化したものらしい。,[[../ユミル]]
//,ウスナイ・アルガムィク,Usunai Argamyk,モンゴル・ハルハ,[[資料/38]]:181-82; [[資料/427]]:99,,, 水中に棲む牛。&br; ウプサノールやティルヒン・ツァガンのような大きな湖におり、夜な夜な叫び声を出すという。,&br;
//,嘎拉珠,Karaju?,モンゴル・内蒙古,[[資料/380]]:123,[[キーワード/蝕]],, 天地創造の時代、日月ともにまだ幼かったとき、天上に嘎拉珠という魔王がいた。嘎拉珠は自分の罪業によって余命が短いことを知り、こっそりと天の川に行って水を飲み、寿命を延ばした。これを99回繰り返せば魔王は不老不死になれるのである。しかし最後のときに玉皇大帝がこれに気づき、将軍に嘎拉珠を追わせた。逃げる嘎拉珠のことを日月が告げたので、この魔王は2者を恨むようになった。そのため、日食や月食が起きるのは、嘎拉珠が日月を呑み込もうとするのを防ぐために扉を閉め、光が漏れないようにするからである。,[[../ラーフ]]
*北アジア [#uc175548]
現在365項目。

モンゴル諸族、満州=トゥングース諸族、ロシアのテュルク諸族、古アジア諸族、ユカギールなど。~
ハンティ、マンシなどについては[[ウラル語族]]参照のこと。

 この地域の資料の大半はロシア語かドイツ語なので、民族誌的材料は揃っているはずなのに、なかなか入手しづらい。日本語資料としては、ウノ・ハルヴァ『シャマニズム』、斎藤君子『シベリア神話の旅』がおすすめ。まだ本ウェブサイトには掲載していないが、平凡社の東洋文庫から出ている『ウラル・バトゥル』もバシュコルト神話の資料として有用。また満州語に関しては、清代の辞書『清文鑑』に多くの幻想動物が掲載されている(こちらもまだ掲載していませんが……)。
#lls(display,row)

//#csv2newpage(北アジア, _name, spelling, culture, reference, classif, original, body, relevant)


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS