地域・文化:スペイン語圏
小人のこと。
ペルーのケチュア人の伝承によれば、洗礼前に死んだ子どもたちの精霊はドゥエンデと呼ばれ、その両親と社会全体にとって危険な存在となる。そうした子どもたちの遺体はドゥエンデによって害を加えられることのない老人たちによって丘に持っていかれ、そこで焼かれる。男児の遺灰はソッカワイラ(Soccahuayra)という、悪い風によって引き起こされた病気を治癒するものとして使わる。そのマッチ箱大の灰は15センターボで売られていたらしい。女児の灰は治癒の効果が特にないため湖にまかれる。もし焼かれずに埋葬された場合、悪霊コアがその場所を探し出し、雷を打ち落としてそのドゥエンデをアウサンガテ山に持っていき、自分の召使にするという。