ベルフェゴール

Belphegor
בַּעַל פְּעוֹר

地域・文化:悪魔学


 旧約聖書に出てくる邪神で、もとはバアル・ペオル(Baʕal pəʕôr)という名前だった。
 その名は「穴の主」「ペオル山の主」。フェゴールとは「裂け目」という意味であり、これは彼が洞窟に住み地下の通気口からお供え物をもらっていたという伝説に基づく。聖書によると、イスラエル人がこの儀式に加わると、多くのものが病気になり、24000人が殺害された(『民数記』25:3)。ラビによれば、モアブ人たちは、この神に椅子型便器を捧げ、汚らわしい排泄物を捧げていた。

 キリスト教悪魔学においては7つの大罪のうち、怠惰を司り、女性で現れることが多い。悪魔学では「発明と発見の魔神」とされた。ある日、ベルフェゴルは地獄から「本当の意味での幸せな結婚」を探すために地上を訪れた。しかし彼女?がいくら世界を探し回っても、そんなものはどこにもなかったという。

関連項目


参考資料 - 資料/356; 資料/85:; 資料/126:


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