ジャの目

Ja no me
じゃのめ

地域・文化:日本・群馬県勢多郡北橘村上箱田(現・渋川市)


 2月8日と12月8日の「コト八日」に来訪するとされる魔物。他地方におけるコト八日伝承と同じく、疫病や隻眼と関係が深い存在と思われるが、はっきりしない。唐からやってくるとされる。人々はジャの目を避けるために、家ごとに庭にメカイ(目籠のこと)を立てかける。「ジャの目」のジャは「邪」ではないかと思われるが、詳細は不明。
 この地方では他にもこの日に「天から魔が来る」とか「唐や天竺から八百万の病気が来る」、「天から鬼が覗く」などと言われていた。いずれも避けるために目籠を竹竿の先にかけて立てるのが習わしだった。

関連項目


参考資料 - 資料/663:228


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