レショーンキ

Leshonki

地域・文化:ロシア


 レーシィの子供たちのこと。レーシィと一緒に悪事を働く。

 レーシィの子供については、色んな話がある。例えば、レーシィの別名にズィボチニクというのがあるが、これは揺り籠(ズィプカ)をゆすって赤ん坊の子守りをするからだといわれている。
 ある民話によれば、レショーイ(レーシィ)の妻はルーシ(ロシアの古名)の女だった。彼女が身ごもったため、産婆を探してこなければならなくなった。そこでレショーイは妻の願いに従ってロシア人の産婆を見つけ、自分たちの家に引っ張り込んだ。産婆は無事に赤ん坊を取り上げたが、その時にレショーイがどこかの家から持ってきた桶が自分の家の桶であることに気付いた。その桶は産婆の嫁たちがお祈りもしないで置いた桶だったので、レショーイが持ってくることができたということらしい。たっぷりの報酬をもらって家に帰った産婆は、「だらしない!お祈りもせずになんでもするからレショーイが桶を持っていって産湯を使わせたじゃないか!」と、嫁たちにぶち切れた。

関連項目


参考資料 - 資料/75:; 資料/294:; 資料/161:


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS