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*西セム諸族 [#k74e7216]
**ウガリト [#i62de91d]
ラス・シャムラから出土した楔形文字文書。
**アラム語 [#gdf97fa8]
アラム語は紀元前後のかなり長い期間、中東の共通言語となっていた言葉。たとえばユダヤ教の『タルムード』はアラム語で書かれているし、何よりもアラム語で書かれた魔術文書が多く知られている。
**シリア、パレスチナ [#h4bea8f7]
微妙に地味だがこの世にはシリア語というものがある。教父時代のキリスト教文書がけっこうシリア語で書かれていたりした。
**フェニキア [#y7b79ad5]
フェニキアの悪霊たちについてのもっとも有名な資料はアルスラン・タシュから出土した前7世紀ごろの除魔法板である。この石板については長らく偽造説があって論争中だが、現在のところ真正説が有力らしい。
*西セム諸族 [#WestSemitic]
ウガリト神話、フェニキア、アラム、シリア、マンダヤ教を中心とした西セム諸語の文献にみられる妖怪・怪物・魔神たち。~
この地域における一神教以前の「想像界」は、その歴史の古さのわりに、日本では(世界的に見ても)いちばん知られていない部類に入ると思う。
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