*アナンタ [#d0b0489a]
CENTER:&size(25){Ananta&br;अनन्त};

地域・文化:ヒンドゥー

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 強大なるナーガの王。&br; 原初のとき、世界には唯一者たるヴィシュヌ神と、その蛇アナンタ(またはシェーシャ)しか存在せず、ほかはただ水が無限に広がっているだけだった。アナンタはヴィシュヌの寝台の役割を果たしており、ヴィシュヌはその上で瞑想して寝ていた。&br; 4000ユガの永劫の時ののち、ヴィシュヌのへそから世界蓮(ローカ・パドマ)が生えてきて、そこから創造神ブラフマーが誕生した。そしてブラフマーは世界を創造した(『バーガヴァタ・プラーナ』3.8)。&br; また、大海攪拌のときには、神々が引き抜くことができなかったマンダラ山を引き抜き、攪拌の準備にそなえた。&br;&br; クリシュナの神話においては、アナンタはクリシュナの兄としてローヒニーの胎内に入り、そこからバララーマとして転生することになる(『バーガヴァタ・プラーナ』など)。
 強大なるナーガの王。~
 原初のとき、世界には唯一者たるヴィシュヌ神と、その蛇アナンタ(またはシェーシャ)しか存在せず、ほかはただ水が無限に広がっているだけだった。アナンタはヴィシュヌの寝台の役割を果たしており、ヴィシュヌはその上で瞑想して寝ていた。~
 4000ユガの永劫の時ののち、ヴィシュヌのへそから世界蓮(ローカ・パドマ)が生えてきて、そこから創造神ブラフマーが誕生した。そしてブラフマーは世界を創造した(『バーガヴァタ・プラーナ』3.8)。~
 また、大海攪拌のときには、神々が引き抜くことができなかったマンダラ山を引き抜き、攪拌の準備にそなえた。

 クリシュナの神話においては、アナンタはクリシュナの兄としてローヒニーの胎内に入り、そこからバララーマとして転生することになる(『バーガヴァタ・プラーナ』など)。
**関連項目 [#ndde496f]
-[[インドネシア/アナンタボガ]]、[[../シェーシャ]]、[[仏教/無辺竜王]]、[[../アクーパーラ]]、[[仏教/アナントー・ナーガラージャー]]
-[[インドネシア/アナンタボガ]]、[[../シェーシャ]]、[[仏教/無辺竜王]]、[[../アクーパーラ]]、[[仏教/アナンタ]]

-[[キーワード/蛇]] 世界
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参考資料 - [[資料/70]]:

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