*エジプト [#w92d01d2]
現在91項目。
現在95項目。
**古代エジプト [#i3463da6]
シュメールと並ぶ古い歴史を持つ古代エジプトは、ほかの多くの古代文明と同じく、宗教が社会や文化の中心となっていた。だからピラミッドテキストからコフィンテキスト、『死者の書』などに至る多くの宗教文書が知られていて、神々の名も相当数リストアップされている。

それとは対照的に、メソポタミアやシリア、ギリシアと比べた場合、悪霊や怪物の役割がかなり少ないのが目立つ。もちろんいないわけではないが、多くが冥界の存在であり、現生の生活を邪魔するような悪霊、神々と大立ち回りを繰り広げるような怪物たちはほとんど知られていない。~
とはいっても悪霊たちが認知されていなかったかというとそうではなく、当時の民衆が書き記した悪霊よけの呪文には、メソポタミアやシリアなどと同様に悪霊の名前が羅列されているものもあるようだ。また、怪物もいることはいるわけで、メソポタミアやギリシアほど多様なバリエーションはない&独自の神話があるわけではないものの、いくつか名前も姿も現在にまで残っている。
**コプト [#p1e10e2b]
コプト語をどう扱うかは難しい。この言語はエジプト語の一種だが、グノーシス主義やキリスト教の文書を書くときに使われたということで有名だ。そういう世界宗教はここでは別の階層に入れている。そのかわりコプト語の呪文などにみえる悪霊たちはこの階層に入れた。
**イスラーム化後 [#w69f0de5]
アラブ人の侵略によって、結局エジプトはアラブ化してしまった。そうした中に古代エジプトの残滓を探すのはアラビアの中に古代バビロニアの残滓を探すのより難しい。でも現在に至るまでエジプトはアラビアとは少し違った方言を使っているし、アラビアとは異なった民間伝承もある。また、ジンの話については、現在もなお民族誌的事例が報告され続けている。あまり情報がないが、この階層にはそれらも入れる予定。
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#csv2newpage(エジプト, _name, spelling, culture, reference, classif, original, body, relevant)
//,"バイ","bai","コプト語(古期、ボハイラ、サヒド方言)","[[資料/512]]:28","[[キーワード/総称]]","ⲃⲁⲓ"," お化け、精霊、霊魂などのこと。コノハズクのことも意味する。","&br;"
//,"レフシュ","refš","コプト語サヒド方言","[[資料/512]]:583",,"ⲣⲉϥϣ"," 悪魔のこと。","&br;"
//,"イフ","ikh","コプト語ボハイラ方言","[[資料/512]]:89",,"ⲓϧ"," 悪魔のこと。","&br;"
//,"ホルトフ","hortf","コプト語ボハイラ方言","[[資料/512]]:704","[[キーワード/霊魂]]","ⳋⲟⲣⲧϥ"," 幽霊のこと。","&br;"

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