*クーランバン [#d0b0489a] CENTER:&size(25){&br;}; 地域・文化:オーストラリア・ニューサウスウェルズ ---- 原初に存在した種族ブクムーリの一人。ドブネズミになった。&br; 大昔、クーランバンとパンダウィンダだけが火を持っていた。彼らはムーレイ川の葦の生えている空き地に火を隠して、決して誰にもその場所を教えなかった。他のブクムーリや人間はなんとかして火を手に入れようと努力したが、ある日、ブクムーリの一人で今は鷹になっているカリガリが、二人が火を使っているのを見つけた。カリガリは非常に高く飛んでいたのでクーランバンとパンダウィンダはその存在に気づかず、川で採ってきたムラサキ貝を焼いていた。そこでカリガリは旋風を巻き起こし、火を周囲の枯れ葦へと燃え移らせた。火はどんどん燃え広がり、結局そこにあった森林はなくなってしまったが、人々は火を手に入れることができた。 **関連項目 [#ndde496f] -[[../ブクムーリ]]、[[../パンダウィンダ]]、[[../カリガリ]]、[[../グーランバン]] -[[キーワード/鼠]] ---- 参考資料 - [[資料/188]]: 参考資料 - [[資料/187]]: